2014年11月24日

幽霊話や伝奇・オカルト現象の正体

古来から「幽霊を見た」とか「小人を見た」とか言った言い伝えや昔話がよくある。

幽霊や小人は実際に存在するのかもしれない。
しかし、私はそのほとんどが「幻覚のせい」ではないかと思っている。
それもかなりの確立で、だ。

その理由は、それほどまでに『幻覚』というものが精巧であるためだ。
たとえそれを見た人が「これはアルコールの離脱症状だ」と頭では理解できていても、『幻覚』のリアリティさは半端ではない。
そこに「血を流した人(死体)」が居れば、たしかに『居る』し、
そこに「小人」が居れば、本当に『居る』のだ。
人によっては気が狂ってもなんらおかしくない。

頭の中でいくら幻覚だと理解している人でも、これだけまいってしまう『幻覚』。
何の知識もない人たち(とくに昔の人々)がこれを経験すれば、間違いなく「本当に出たんだ!」と周囲の人々に話すに違いない。
その話がどんどん広まり、形を変え、現在の幽霊話や伝奇を形成している可能性は否定できないはずだ。

では、彼らは何故そういった『幻覚』を見たのか?
それは酒からくるものもあれば、何らかの毒(たとえば毒キノコなど)を知らずに口にした結果『幻覚』を見るに至ったなんてこともあるだろう。

オカルトファンの方からするとつまらない話かもしれないが、
私はそういった経緯で生まれた「怪談」や「伝奇」がかなり存在すると思っている。





ここで一言で『幻覚』といってもどんなものがあるのか。
分類してみよう。(今回の話に関連のありそうなものについて)

(1) 「幻聴」
実際には存在しない「音」が聞こえる現象。
軽度な症状であれば、何かの音(例えばPCのファン音や、トイレの換気扇の音)が音楽や人の声に聞こえる
重度な症状になると、常に音楽や人の声が聞こえる
自分の声が遠くから聞こえたり、車のエンジン音が大量の水の音に聞こえたりするなどといった症状も見られる。

(2) 「幻視」
実際には存在しない「人」や「物」が見える現象。
様々な症状があり、バリエーションが豊富。
(例)
軽度:部屋の壁紙や木目が、人の顔や虫・動物に見える(しかもそれが動いたりする)天上や壁一面に画像が映る虫が飛ぶケースもよくある
重度:完全に何もないところに、虫や動物・人が見える(これも動くことが多い)
場合によっては、残虐な死体や小人などまで見えることがある。(←今回の話はまさにこの部分)

(3) 「体感幻覚」(これは「せん妄」という人もいますが、専門家ではないので自信ありません)
何かが体に触れている感覚を覚えるもの。
(例)
体を虫が這う(ナメクジが体中を這う、クモが体を這い刺してくる等)誰かが体を触る布団の上を小動物が動きまわる
直接触れられなくても、寝てる布団を誰かが呼ぶようにたたく布団の周りを誰かが歩く、などといったケースも見られる。


ひどい症状の時は、(1)〜(3)が連動し、さらにリアリティが増していく。




posted by 千 at 14:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 3.依存症コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。